正直不動産に泉ノ波あみ(いのは あみ)

Last Updated:2022/04/06(水)
7時15分起床。19時40分退社。ここ最近毎日夕方に部長と課長とチームのメンバーで2時間30分にもおよぶ長い打ち合わせがつづているにゃ。一人ではどういもならない全社的な取り組み。部長は流石に会社から部員をまかされているだけあり、しっかりしている。何度か怒られているうちに、これを言うと起こられるという感覚が身についてきたにゃ。ただ、部長は感情の起伏の激しい癇癪持ちのためパワポ資料のめくり方ひとつの所作がお気に召さないだけでも起こられる時はおこられるにゃ。

チームのメンバーにも一人頭の良い同僚がいるにゃ。部長も課長も気がついていない、にゃんの思考の片隅にもない良案と正論で難題を解決に導いたにゃ。会社の諸葛孔明を内緒で自負しているにゃんとしては一本とられたような感じだったにゃ。自分知識と思考ではその解決策にはたどり着けていなかったにゃ。どうせ議論しても立場の弱いにゃんが負けるし、怒られるだけだからと、考えるのは部長と課長にお任せして資料作成や関係者の調整などの事務方に徹していたところがあるにゃ。こういうにゃんの状態を「思考停止状態」というのだと思う。にゃんが、もうダメだにゃと思っている最中、同僚はパソコンでググったりして情報収集したり、現物確認という正論で物事を考えていたにゃ。日も沈んだ頃になって、現物を見てみようと言うことになり、部長に金魚のフンのように課長とチームのメンバーで連なり、ぞろぞろとモノを見にいったにゃ。これまでいくらでも、現物確認という行動を起こすタイミングはあったのに、これまでそれをしてこなかったにゃんを反省。Casa(カーサ)社長の宮地正剛の言葉を借りれば、「クソサラリーマンというのは、しょせん他人事だから、当事者意識ないし、責任感がないから、振り返らないから、仮に振り返っても、それを発見する能力がない、なんでか?、常に現場に良きに計らえで、自分は我関せずで、すだれ越しに話をするから、てめえに答えがない。」社畜の特徴をよく捉え、すらすらと話す宮地正剛社長だにゃ。

サラリーマンである以上、自分の守備範囲があってなんでもかんでも主体的に能動的に動けるわけではなく、言われたことだけやるというのは、自分の好き勝手にやるよりは会社員として理に適っていて、とかく、上司からの指示待ちになり、よって、思考停止状態になりがちかもしれにゃい。しかし、打ち合わせに参加し、打開策を模索することを仕事としている時は、今日、同僚が見せた、良案を導き出すための情報収集や現地現物といった正論に立ち返った考えに力を注ぐことが重要だと気付かされたにゃ。

鬼滅の刃でも「考えろ、考えろ、動け、動け、呼吸に集中しろ、集中しろ。」と上弦の鬼との戦闘で必死になる姿に感動しますが、サラリーマンでの打ち合わせは、その戦闘と同様に全集中の呼吸で全身全霊で挑みたいと思う。会議に参加している風(ふう)を装っていても時間の無駄にゃ。長い会議でだれてきたら、「少しトイレ休憩させてください。」とブレイクするようにもしたい。流石に2時間半も全集中は無理があるにゃ。

20時過ぎに帰宅し、夕食を食べ終わりテレビを見ていたら、母から電話があったにゃ。「今日から山Pのドラマがはじまるよ。」という一報だったにゃ。山Pは大好きなので、母が教えてくれたこともあり、さっそく22時からは山Pのドラマを見たにゃ。火曜日22時からのNHKドラマ、通称「ドラマ10」の枠で今日から「正直不動産」が始まったにゃ。数年ぶりに、無茶苦茶おもしろく来週が楽しみになるドラマだったにゃ。山Pだけでも物凄くかっこいいのに、市原隼人や高橋克典といった、かっこいいダンディとの共演で目が離せないにゃ。女性陣もすごくて、福原遥、泉里香、倉科カナ、大地真央といったメンバーに加えて、TikTokやYouTubeで人気の泉ノ波あみ(いのは あみ)も不動産屋の受付嬢としてレギュラー出演。キャスト陣以上に、ドラマの内容も秀逸で、「クロサギ」の原作を書いた夏原 武(なつはら たけし)。夏原 武は、自称、元暴力団で裏社会を熟知しているとのことで、実際、多重債務で苦しむ人たちや、そういった人たちに群がる金貸しのビジネスなど、人の世の闇を白昼に曝け出す稀有な存在だにゃ。

第1回の正直不動産でも、実在の大手不動産会社でも話題になった「30年一括借上げ家賃保証のサブリース契約」詐欺や追い出しによる敷金詐欺の手口が分かりやすく描かれていたにゃ。

現在、午前2時半。こんな時間まで眠くなっていないのが、いかに昼間会社でのんびりしている証拠、もっと、もっと、全力で取り組むようにしなきゃ。