変わりたい理由

Last Updated:2022/08/20(土)
8月1日
ジムさぼり。6時40分頃起床。会社に行って帰ってくるいつもの日常。早く会社を辞めたい。朝起きる前から思っている。そのまま、会社から帰宅する時まで思っている。帰宅してから寝るまでおもっている。それでも会社を辞めない理由はなんだろう。会社を辞めたら今よりも悩みが深くなるともおもっているからだにゃ。

昔、新卒で入社した会社はサービス残業が常態化していて帰宅は毎日終電。酷い時期には終電ですら帰れず、会社借り上げのボロアパートに泊まらざるを得ない期間すらあったにゃ。それでいて、経営者の家族は会社にもこないでにゃんの数倍の月収を得ていたにゃ。完全な搾取構造で、この会社には長くは勤められないと思い、我慢もピークに達して会社をやめた。

会社を辞めてから1年間は自由に暮らした。デイトレードとサイト運営で日銭を稼げればいいと思った。でも、デイトレードは向いていなかった。向いてる人だと1日でサラリーマンの月収を稼ぐ人はいるけど、にゃんの場合は逆だった。1日で月収をデイトレードの失敗で失う日が何度もあった。サイト運営はアイデアと気持ちがなく続かなかった。

結局、ストレスで体調を崩して入院することになった。不思議なことに、毎日深夜残業のブラック企業に勤めていた頃には体調には問題がなかったのに、完全に自由な生活を手に入れた後に体調を崩すことになった。

保育園、小学校、中学校、高校、浪人、大学、社会人と浪人時代を除いて、常に誰かがひいてくれたレールの上を集団で渡っていて、横を見れば自分と似た境遇の人がいて、切磋琢磨して一緒に進んできた。嫌なことも多かったけど、だいだい周囲は似たもの同士でその中で自分もちゃんとしなきゃと緊張感があった。結果的に、その周囲よりはちゃんとしなきゃといった競争心がモチベーションとなり最低限のことはしてきたように思う。定期的に行われる試験などはその最たるものだ。周囲がいなければ、確実に机に向かうことはなかった。

一方で浪人時代は予備校には通わず図書館で勉強していたが、この時も精神は不安定だった。会社を辞めた時も同じだった。共通して言えることは昼夜逆転現象。毎日、午前6時、朝日と共に就寝するような日が何度もあった。寝過ぎて首が回らないほど痛くなることもあり、そういう日は、そのまま、寝て過ごした。頭痛が酷くて何もできなかったというのが本当のところ。

浪人時代と、前の会社を辞めて自由に過ごしていた1年間、ともに体調も精神も今までの人生でもっともどん底だった。会社を辞めていた時期を就職浪人と呼ぶと、浪人時代は一概に苦しみの時代だったと言える。

宝くじで高額当選した人の多くは、その後、破産するなどして当選する前より財政が苦しくなっているという追跡調査の結果がある。宝くじの例は、「お金の正しい使い方を知らなかった。」というのが破産の原因のようにゃ。最近でもコロナ給付金の誤入金で4630万円を手にした人が、あっという間にギャンブルで全額溶かしたといった話や、会社の20億円ものお金を横領して競馬で溶かしたといった話がある。巨額のお金を投資やギャンブルあるいは、女への貢物で全て使い込んでしまったという話は、古今東西、枚挙にいとまがないにゃ。

にゃんが浪人時代に、精神と体調を壊した話も同じだと思っているにゃ。

「時間の正しい使い方をしらなかった。」

時間をうまく使えないと、結局、どこにいても同じか、もっと酷い状況に陥ることになるにゃ。

もし、時間をうまく使えていたら、二度の浪人時代の成果は違っていたと思うにゃ。受験浪人の場合であれば、365日、8760時間を適切に配分して強くコントロールできれば、東大ぐらいは合格していたと思うにゃ。就職浪人時代も同じ。だいたい平均すれば10分も時間を費やしていないこのYouToolですら、それなりの機能が備わってきているにゃ。時間にして50時間程度でもサイトの形になってきいるにゃ。もし、10倍の時間をかけることができればと思うにゃ。

しかし、現実には、時間を正しく使うことは一番難しい。

動物である以上は、生きていくためには、衣食住の費用を賄うことに時間を使う必要があるにゃ。牛を狩ったり、鶏を捕まえてくったり、服を藁で編んだりする原始時代であればともかく、今は食料や衣服を手に入れるためにはお金が必要。収入が必要。

安定した収入なくして、安定した生活なし。

今ある会社での悩みというのは安定した生活という土台があっての贅沢な悩みだーにゃ。

安定した生活という土台が無い苦しみというのは、もっと切実で生命の維持に関わる飢餓の苦しみだにゃ。飢餓の苦しみは、本で読んでしか追体験できていにゃい。本で得た知識の中で言えば、生活が困窮すれば、鉈(なた)で老婆を襲い金品を奪うことに思考が支配されることになる。

老婆を殺して金品を手に入れた後は、凶器の捨て場所になやみ、そのつぎには警察の動きに思考を支配されることだろう。

会社を辞めたいという悩みは1億人のサラリーマンの脳の大半を占める空気のようなものかもしれない。大ごとにとらえることもできれば、無視できるどうでもよい悩みともいえる。

にゃんの場合、おおごとだと思い込んでいるにゃ。不平等、不公平、不正ともいえなくもない状況に我慢がならない。

今の会社ではまじめに仕事に取り組み、成果をあげる人が正当に評価されていにゃい。

今の会社ではお客さまへの直接的な利益に結びつかないことに時間と労力を費やしているにゃ。例えば、社内での発表会の準備に膨大な時間を費やす。
お遊戯の上手な子、おべっかの上手な子、上司にとりつくことにより多くの労力を費やした子が高く評価される。

お客さまではなく上司を見て仕事をする。上司のご機嫌を伺うために会社に行く。そういった、令和の奴隷として生きるのはアホくさい。

いえ、そういったお遊戯競争の中でうまく立ち回ることができず、昇格レースの会場から締め出されて、冷遇された処遇の自分の状況が理不尽だと思う。仕事での成果は明らかに自分が生み出しているのに、それをあたかも自分の手柄のように発表するような成果泥棒が高い評価を得ている。昇格も成果泥棒の方が早く、評価泥棒が上司になり、より一層仕事を人任せにして、より一層仕事をしなくなる。そして、管理職としての破格に高額ない給与を得ている。

そんな会社で生き甲斐を持って働くことは、にゃんにはできない。

世の中のためにも、社会貢献に寄与しない人間が、組織の高いポジションにつき、高額な給与を得るべきではないと思うにゃ。しかし、現実にそのような状況になってしまっている。

それはなぜか。そういった人間の下では働けませんと、辞表を叩きつけることのできない弱虫だから。

だから、会社を早く辞めなければいけない。
だから、会社を辞めらられるように自分を変えなきゃいけない。
弱虫は、自分の理想ではないんだから。

体脂肪率10%の体を作るのなんて、会社を辞める自分づくりの基礎でしかない。その基礎を固めるにゃ。