居候だったニャンコと家族暮らしの決意
Last Updated:2022/11/19(土)
居候だったニャンコと家族暮らしとは
居候だったニャンコと家族暮らしとは、動物癒し系YouTuberに分類される。でも、少し特殊なんだにゃ。舞台が昭和のオンボロアパート。
しかも、線路脇。電車がとおるたびに建物がガタガタ揺れる。ボロ屋の周辺には猫やネズミが住みつく。窮屈な場所。家屋が密集しすぎているため猫は屋根から屋根、ベランダからベランダを飛び移って移動。
窓を開けていると勝手に野良猫が部屋にあがりこむ。
昭和の古き良き時代、あるいは、日本の原風景とも言っていい狭いけど人情に溢れる温かい長屋を思い起こさせる。
猫は「こんちゅわー」と、
らくらくと敷居を超えて、部屋にあがりこむ。
醍醐味は生活感丸出し
これまでのYouTube動画では、モーニングルーティーンとか、ルームツアーとかでは、整えられた生活感ゼロのハリボテ劇場が一般的。フジテレビや日テレの作る安っぽい舞台セット丸出しの部屋だったり、モデルルームのようなハリボテを映しているだけの虚構。
候だったニャンコと家族暮らしでは、既成の概念を根本からくつがえしたにゃ。そのまんま。本当にそのまんまの生活をスマホで撮影。
そうだ、人間の生活のリアルはこれだにゃ。
あるじは田中太郎さん
撮影者で「居候だったニャンコと家族暮らし」のあるじは、自称「田中太郎」さん。田中さんは、ただひたすらこのニャンコとの暮らしを撮影し続けているにゃ。
主役はニャンコ
線路沿い築50年のアパートで暮らす無欲で優しく温かみのあるあるじの田中さんと、その生活に満足げで誇らしげなニャンコに癒されるにゃ。ニャンコが主を養う構図
ニャンコは田中さんを子猫と見ているフシがある。ネズミやトカゲを狩っては、生きた状態で田中さんの部屋に放つ。それも、2度や3度ではない。何度でもネズミとトカゲを部屋に放つ。
これは、田中さんの生存訓練だにゃ。ネズミやトカゲというタンパク源を自分で捕れるようになれば生きていける。田中さんを生かすための訓練なのだから、ニャンコは何度でも繰り返す。反復トレーニングだにゃ。
田中さんが一度は解放したネズミすら、再びニャンコに捕獲され部屋に舞い戻る始末。
別の猫も来る
ネズミやトカゲだけじゃにゃい。ニャンコとは別の猫まで部屋に上がり込むこともある。主人であるニャンコは怖くて隠れてしまう。そんな、想像を超えたハプニングがてんこ盛り。癒やされる動画の数々だったのに・・・
昭和のボロアパートで繰り広げられるほのぼのとした暮らし。田中さんの人柄。そして、ニャンコの献身的な働きや可愛さで癒やされる動画の数々だったにゃ。そんなチャネル「だった」。
なんと今はその動画は全部無いにゃ。
このチャンネルの一番の売りは、線路脇のオンボロアパートで、多くの猫が田中家に上がり込もうと狙っていて、それをニャンコが守ったり、貧乏な田中さんにニャンコがネズミやトカゲのドッキリを仕掛けるといったことの繰り返しだった。
それが、今はもう無い。今はもう削除されているにゃ。
居候だったニャンコ 全動画削除
嫌味たらしく、不道徳、礼節や仁義まで欠いてやりたい放題の成金系ユーチューバー。そんな、成金チューバーには、もうみんな辟易しているにゃ。成金チューバーの動画には癒やしがないにゃ。
そんな、ユーチュウバー民の心を掴んで10万人に迫るチャンネル登録者を獲得しているのが「居候だったニャンコ」。
しかし、である。
なんと、それらの癒やし系動画を全て削除。
なぜ、全ての動画を削除したの?
近隣住民からの苦情があったからだにゃ。「猫を飼うなら、放し飼いにはしないで。」
ということだと思うにゃ。仕方無いにゃ。
決意表明
決意表明には勇気がいるにゃ。夢みたいなことを公然と口にするなんて。夢見がちな人、ロマンチスト、妄想野郎、あるいは大ホラ吹き。そんな、ネガティブなことばかり言われるものだにゃ。
それでも、10万人に迫るチャネル登録者を誇る「居候だったニャンコと家族暮らし」の田中太郎さんは決意表明をされました。
その動画がこちら。
「線路脇ボロアパートを買う」
そんなこと、できるわけがにゃい。
線路脇の夢の国と動画を失って、田中さんには何も残らないと思うにゃ。しいて言えば、貧困だけは残る。どうしようってんだにゃ。
そんな田中さんの決意表明と、余裕顔のニャンコに号泣したにゃ。
この状況からどう戦うのか。
ココロの奪還戦だにゃ。