トントントントン日野の不正

Last Updated:2022/09/04(日)
今、YouTubeでトントントントン日野の2トンで有名な日野自動車の記者会見動画を見ているにゃ。

日野自動車の不正について

調査委員会に対する最後の質問で日経の記者が鋭い指摘をされているにゃ。「さっきから聞いてれば、わかんないばっかじゃん、調査してないじゃん!」といった質問。

新聞では「詳しいことは聞けてないので、わかりませんが」なんて記事は掲載できにゃい。匿名でも関係者の声を聞き出して論拠にするのがあたりまえにゃ。

調査委員は、「聞いたけど、明らかにできなかったんです。」という。それは聞き方が悪いだけだと思うにゃ。

日経の記者が言うように、全てを明らかにして机に並べない限りは真因をあきらかにできにゃい。

今、想定できるのは、現場や部下の能力をわかっていない役員がいたかもしれない。役員の檄に不正で答えた無能な部長がいるかもしれない。

企業風土の問題だとまとめて考えるより、この役員、この部長、この担当者と、一人一人の問題だと考えた方が真因に辿り着けるように思うにゃ。担当者は不正に手を染めないと自分の評価が下がると考え、自分の欲のために自分で選択して不正を率先してはいないのだろうか。

担当者をそのように導いているのは部長だったのか。その部長を導いているのは役員だったのか。その役員を導いているのは誰だったのか。

日野自動車の小木曽 聡(おぎそ さとし)氏は、不正が定常化した後に親会社のトヨタから出向している。だから、責任は無いと思うにゃ。それでも、痛烈な記者の質問に感情的にならずに答えるのは立派だと思うし、受け答えのスキルの高さには感心するにゃ。


テレビでは大口スポンサーの日野自動車(バックにはトヨタ自動車)の失態を詳しく報じたりはしにゃい。