社畜失格の大失態
Last Updated:2022/12/28(水)
一日一行日記、連続七十一日目。
社畜失格
部長との打ち合わせの時間に部長にキレてしまいました。とんでもない大失態をしちゃった。
にゃんは今、会社で全社全部署のキーマンと調整して、ある重要事項の取りまとめをする大役を担わせて頂いているにゃ。
全ての部署回って理解活動をし、一定の全社合意を取り付けるという作業だにゃ。全社を巡っての合意形成は、人脈、人望が備わっていないとできにゃい。
にゃんは、日々、少しづつ信頼を得るように努力しているにゃ。人脈、人望を備えるのが先決、そうやって、全社調整を行ったにゃ。
今日は、全社でのそういった取り組みで得られた重要事項を経営者に説明するための説明資料の骨子を作成し、それを部長に相談するという打ち合わせをにゃんが主催。
部長は打ち合わせののっけから、とても不機嫌そうな顔。目が開いていないような眠そうな顔。
その不機嫌でやる気の無い顔を見た瞬間に、まず、失望的な気持ちになったにゃ。
「この合意を取りまとめるのに、どんな苦労があったと思っているにゃんか。」
不機嫌な陰気な空気をまとった部長の態度にめげずに、元気ハツラツににゃんは、説明を続けたにゃ。
部長は説明の一つ一つに、
「は?そんなんいいよ、次を説明しろ、とっとやれ。」
と人を人と扱わないものの言い方。
それでもめげずに、元気ハツラツににゃんは説明を続けたにゃ。
「はい、では次を説明させて頂くにゃ。」
ページが進むごとに、部長の不機嫌さは増し、語調もどんどん荒々しいものになって行き、挙げ句の果に
「てめぇ、何、説明してんだ、バカヤロー、(前回の打ち合わせから)間が空いてて、なんのことだか、サッパリ分かんねぇーぞ、クソ野郎。」
部長は説明を聞くことを放棄。
さらに、にゃんがリーダーとして本件を主導し、確実に自分が主体として動かしてきたプロジェクトにも関わらず、このプロジェクトには関わっていない他の打ち合わせメンバーに足して、にゃんの説明が間違っていると言わせようとばかりに、
「おい、お前はどう思う?」
と部長は第三者に意見を求めはじめたにゃ。
もし、その第三者が部長に迎合して
「はい、部長のおっしゃるとおり、にゃんこ先生は何を言っているのか分かりません。どこに向かっているのか、なぜ向かっているのか、まったく分かりません。」
とでも言おうものなら、にゃんの面目は丸つぶれだにゃ。
にゃんとしては、これまで、チームのメンバーはもとより、他の部署の協力を取り付けるときには、合意形成をモットーに真摯な説明を心がけてきたにゃ。
この案件に関しては、どう考えてもにゃんが第一人者だし、合意を得ながら進めて来ているので、にゃんの考えに異を唱える関係者は誰もいにゃい。
そういう自負があったにゃ。
にゃんの仕事の労をねぎらうとか、感謝の一言でもあっていいと思うけど、部長にはそういった人への思いやりは無い。ただ、ただ、自分が機嫌が悪いことの腹いせににゃんをイジメる。
会社はイジメの場ではにゃい。
部長は部長の、部下は部下の、それぞれの役割を担っているにゃ。お互いにお互いの役割を尊重しあい、歩み寄っていかないとダメだにゃ。
相談を受ける部長の方が相談する部下より人権があり、特権的な階級にあり、部下は奴隷として蹴っても殴ってもいいとか、そんなことはにゃい。
人はみな平等。
リングのコーナーで部長にボコボコに殴られ、我慢ならなくなり、少し声をあらげて、にゃんは言ったにゃ。
「そんなことばっか言うなら、この案件はおりるにゃ、やってられっか」
打ち合わせに同席していたにゃんの直属の上司から、
「バカ、部長にそんな言い方あるか、アホ。」
と一言添えられたあとで、ああで、こうで、ああで、こうで、と上司から部長に申し開きがあったにゃ。
にゃんは、怒りに打ち震えながら、目を閉じて、上司から部長への申し開きに耳を済ましていたにゃ。
上司から部長への話が終わった後も、にゃんはずっと目を閉じていたにゃ。
もう、これ以上、部長に説明するのはやめよう。
話すのをやめよう。
もう、どうにでもなればいいにゃ。
勝手にやってくれにゃ。
誰がここまで、この案件を進めて来たと思っているのか。にゃんが抜けて、誰がこの後、この案件を推し進めることができるのか。
社畜としては失格だけど、もう、失格で構わにゃい。
世界中のどこの誰が、足蹴(あしげ)にされ、見下され、愚弄されてまで、その人の下で仕事をしたいと思うだろうか。
そんな人はいない。犬や猫もいない。
「にゃんこさん、部長にキレたんだって?分かるよ、みんな被害者だよ。でも、普通はそんな度胸ないよ、偉いよ。」
帰宅する頃には、そんな噂が部署内に広がっていたにゃ。
部長も帰り際、「怒らせてごめんねー。」と目を赤くして、一言にゃんに声をかけて頂いたにゃ。
許すもなにも、悪いのはにゃんこ先生だにゃ。
ナメられてるから、イジメられる。
怒らせたら相手の目玉をボールペンでエグリとるぐらいの凶暴さがあれば、誰も、イジメようとは思わにゃい。無抵抗のお人好しだから、サンドバッグにされるにゃ。
もちろん、相手の目玉をボールペンでエグリとってはいけにゃい。それは、チェンソーマン第一シーズンの第11話のマキマさんの発言から着想しした比喩だにゃ。
以下、チェンソーマン第一シーズンの第11話のマキマさんの発言からの引用
ヤクザの事務所で、マキマさんの発言
これはお金じゃありません。
ここにいるみなさんの、父や母、おばあちゃん、おじいちゃん、兄弟、姉妹、恋人、おくさんの、、、
目
です。
安心して下さい、公安には目を元通りにできる人がいます。
ご協力して頂けるのなら、その人を紹介します。
以上、引用
マキマさんが一番怖いにゃ。マキマさんのようになりたいにゃ。
社畜失格
部長との打ち合わせの時間に部長にキレてしまいました。とんでもない大失態をしちゃった。
にゃんは今、会社で全社全部署のキーマンと調整して、ある重要事項の取りまとめをする大役を担わせて頂いているにゃ。
全ての部署回って理解活動をし、一定の全社合意を取り付けるという作業だにゃ。全社を巡っての合意形成は、人脈、人望が備わっていないとできにゃい。
にゃんは、日々、少しづつ信頼を得るように努力しているにゃ。人脈、人望を備えるのが先決、そうやって、全社調整を行ったにゃ。
今日は、全社でのそういった取り組みで得られた重要事項を経営者に説明するための説明資料の骨子を作成し、それを部長に相談するという打ち合わせをにゃんが主催。
部長は打ち合わせののっけから、とても不機嫌そうな顔。目が開いていないような眠そうな顔。
その不機嫌でやる気の無い顔を見た瞬間に、まず、失望的な気持ちになったにゃ。
「この合意を取りまとめるのに、どんな苦労があったと思っているにゃんか。」
不機嫌な陰気な空気をまとった部長の態度にめげずに、元気ハツラツににゃんは、説明を続けたにゃ。
部長は説明の一つ一つに、
「は?そんなんいいよ、次を説明しろ、とっとやれ。」
と人を人と扱わないものの言い方。
それでもめげずに、元気ハツラツににゃんは説明を続けたにゃ。
「はい、では次を説明させて頂くにゃ。」
ページが進むごとに、部長の不機嫌さは増し、語調もどんどん荒々しいものになって行き、挙げ句の果に
「てめぇ、何、説明してんだ、バカヤロー、(前回の打ち合わせから)間が空いてて、なんのことだか、サッパリ分かんねぇーぞ、クソ野郎。」
部長は説明を聞くことを放棄。
さらに、にゃんがリーダーとして本件を主導し、確実に自分が主体として動かしてきたプロジェクトにも関わらず、このプロジェクトには関わっていない他の打ち合わせメンバーに足して、にゃんの説明が間違っていると言わせようとばかりに、
「おい、お前はどう思う?」
と部長は第三者に意見を求めはじめたにゃ。
もし、その第三者が部長に迎合して
「はい、部長のおっしゃるとおり、にゃんこ先生は何を言っているのか分かりません。どこに向かっているのか、なぜ向かっているのか、まったく分かりません。」
とでも言おうものなら、にゃんの面目は丸つぶれだにゃ。
にゃんとしては、これまで、チームのメンバーはもとより、他の部署の協力を取り付けるときには、合意形成をモットーに真摯な説明を心がけてきたにゃ。
この案件に関しては、どう考えてもにゃんが第一人者だし、合意を得ながら進めて来ているので、にゃんの考えに異を唱える関係者は誰もいにゃい。
そういう自負があったにゃ。
にゃんの仕事の労をねぎらうとか、感謝の一言でもあっていいと思うけど、部長にはそういった人への思いやりは無い。ただ、ただ、自分が機嫌が悪いことの腹いせににゃんをイジメる。
会社はイジメの場ではにゃい。
部長は部長の、部下は部下の、それぞれの役割を担っているにゃ。お互いにお互いの役割を尊重しあい、歩み寄っていかないとダメだにゃ。
相談を受ける部長の方が相談する部下より人権があり、特権的な階級にあり、部下は奴隷として蹴っても殴ってもいいとか、そんなことはにゃい。
人はみな平等。
リングのコーナーで部長にボコボコに殴られ、我慢ならなくなり、少し声をあらげて、にゃんは言ったにゃ。
「そんなことばっか言うなら、この案件はおりるにゃ、やってられっか」
打ち合わせに同席していたにゃんの直属の上司から、
「バカ、部長にそんな言い方あるか、アホ。」
と一言添えられたあとで、ああで、こうで、ああで、こうで、と上司から部長に申し開きがあったにゃ。
にゃんは、怒りに打ち震えながら、目を閉じて、上司から部長への申し開きに耳を済ましていたにゃ。
上司から部長への話が終わった後も、にゃんはずっと目を閉じていたにゃ。
もう、これ以上、部長に説明するのはやめよう。
話すのをやめよう。
もう、どうにでもなればいいにゃ。
勝手にやってくれにゃ。
誰がここまで、この案件を進めて来たと思っているのか。にゃんが抜けて、誰がこの後、この案件を推し進めることができるのか。
社畜としては失格だけど、もう、失格で構わにゃい。
世界中のどこの誰が、足蹴(あしげ)にされ、見下され、愚弄されてまで、その人の下で仕事をしたいと思うだろうか。
そんな人はいない。犬や猫もいない。
「にゃんこさん、部長にキレたんだって?分かるよ、みんな被害者だよ。でも、普通はそんな度胸ないよ、偉いよ。」
帰宅する頃には、そんな噂が部署内に広がっていたにゃ。
部長も帰り際、「怒らせてごめんねー。」と目を赤くして、一言にゃんに声をかけて頂いたにゃ。
許すもなにも、悪いのはにゃんこ先生だにゃ。
ナメられてるから、イジメられる。
怒らせたら相手の目玉をボールペンでエグリとるぐらいの凶暴さがあれば、誰も、イジメようとは思わにゃい。無抵抗のお人好しだから、サンドバッグにされるにゃ。
もちろん、相手の目玉をボールペンでエグリとってはいけにゃい。それは、チェンソーマン第一シーズンの第11話のマキマさんの発言から着想しした比喩だにゃ。
以下、チェンソーマン第一シーズンの第11話のマキマさんの発言からの引用
ヤクザの事務所で、マキマさんの発言
これはお金じゃありません。
ここにいるみなさんの、父や母、おばあちゃん、おじいちゃん、兄弟、姉妹、恋人、おくさんの、、、
目
です。
安心して下さい、公安には目を元通りにできる人がいます。
ご協力して頂けるのなら、その人を紹介します。
以上、引用
マキマさんが一番怖いにゃ。マキマさんのようになりたいにゃ。