恋慕の道思ひよる心なし

Last Updated:2025/06/18(水)

日々の鍛錬

TOEIC

残り102日

ゴルフ練習

金 100球
土 600球
日 100球
月 100球
火 50球

金曜日は午後から遠い場所まで出張だったにゃ。
それでも、昼食の時間を利用して車で練習場まで行きゴルフ練習の連続記録を維持したにゃ。

土曜日は打ち放題で怒涛の600球で、月曜日まで疲れを残すことになったにゃ。
でも、シャンクという病は完全に克服した感じにゃ。
荒療治が効くにゃ。

プログラム

金 0時間
土 3時間
日 12時間
月 3.5時間
火 0時間

日曜日は起きている時間はプログラムをしているか、ゴルフ練習しているか、ジムで体を鍛えているかだったにゃ。
月曜日は仕事がしんどかったにゃ。

TOEICのPart5の問題を人類史上最も効率的に学習できるツールは完成に近づいているにや。

でも、進捗率95%ぐらいでずっと停滞しているにゃ。

人類がまだ見たことも無い問題集を早く使い始めたいにゃ〜🐱。

万歩計

金 13,088歩
土 11,361歩
日 12,258歩
月 11,645歩
火 7,374歩

ジム

金 🙆‍♂️
土 ❌️
日 🙆‍♂️
月 ❌️
火 ❌️

金曜日は出張からの帰宅が午前0時近くだったにゃ。

それでも、ジムに行って午前1時半に帰宅したにゃ。

多忙な1週間の中で金曜日は遠くまで出張だったけど、ゴルフ練習もやって、ジムに行けたのは良かったにゃ。

よく頑張ったにゃ。

会社

相変わらずよくにゃい。

AIアート

今日のAIアートは、「東京メリーゴーランド」にゃ。

宮本武蔵の「独行道」からの一節、

恋慕の道思ひよる心なし

からのインスピレーションにゃ。

英訳

Love fuels my fire, makes me aim much higher.

愛が私の心を燃やし、私を遥か高みへと導く。

英文解説

英文構造と文法要素

基本文型とSVO構造
この英文は「Love fuels my fire, makes me aim much higher」という複文構造になっています。厳密には「Love fuels my fire」と「Love makes me aim much higher」という2つの文が並列接続詞なしで結ばれた形式です。主語「Love」が共通して2つの動詞「fuels」と「makes」を支配する構造となっています。

動詞の使役構造
「makes me aim」は使役動詞makeの典型的な用法で、「make + 目的語 + 動詞の原形」という第5文型（SVOC）を形成しています。「me」が目的語、「aim」が目的格補語として機能し、「私に狙わせる」という意味を表現しています。

動詞aimの自動詞用法
通常「aim at」として他動詞的に使われることが多いaimが、ここでは自動詞として「目標に向かう、志す」という意味で使用されています。これは詩的表現やイディオム的用法でしばしば見られる現象です。

語彙の比喩的使用法

fire の抽象的意味
「fire」は物理的な炎ではなく、情熱や意欲、内なる衝動を表す比喩として使用されています。「内なる炎」「情熱の火」という意味で、英語圏では「burning passion」「fire in one's belly」などの表現でも同様の概念が表現されます。

fuel の動詞用法
「fuel」は本来「燃料を供給する」という意味の動詞ですが、ここでは比喩的に「刺激する、活性化する」という意味で使用されています。「Love fuels my fire」で「愛が私の情熱に燃料を注ぐ」つまり「愛が私の情熱を燃え上がらせる」という意味になります。

韻律と音韻効果

内韻の効果
「fire」と「higher」の語尾が「-ire」音で韻を踏んでおり、これは内韻（internal rhyme）と呼ばれる詩的技法です。この音韻効果により文章に音楽的なリズムが生まれ、記憶に残りやすい表現となっています。

頭韻の使用
「makes me」「much」「my」など、m音の頭韻（alliteration）が効果的に使用されています。これにより文章全体に統一感と音響的な美しさが生まれています。

原文からの翻訳的変換

「恋慕」から「Love」への概念拡張
宮本武蔵の原文「恋慕の道思ひよる心なし」は「恋愛に心を奪われることはない」という禁欲的な姿勢を表していますが、この英訳では逆に「Love」を原動力として捉える積極的な解釈に転換されています。これは現代的価値観への適応を示しています。

「思ひよる心なし」の対極的表現
原文の「思いを寄せる心がない」という否定的表現が、「aim much higher」という向上心を表す肯定的表現に変換されています。これは東洋的な無欲の思想を西洋的な向上心の哲学に翻案した例として注目されます。

「恋慕の道思ひよる心なし」

とっても重要なことにゃ。

週刊文春の紙面を賑わす大抵のトラブルが男女間の私情のもつれだにゃ。

少し前まで、テレビの大スターだったシトが、女性トラブル問題で突然姿を消すなんてこと、よくあることにゃ。

異性に心を奪われてはダメにゃ、と宮本武蔵は説いているにゃ。

一方で、英訳に当たっては、単なる英訳だけではなく、寛永(江戸時代初期)から令和への世界観の変化も考慮しているにゃ。

「恋慕の道思ひよる心なし」

宮本武蔵の「独行道」をこの項目まで読み進めて、はっきりと分かることがあるにゃ。

「独行道」には、できないことばかりを書いてるにゃ。

宮本武蔵が本当に女性に心を囚われることがにゃかったのか。

それは、無理にゃ。

睡眠、食欲、性欲は、人間の本能にゃ。

寝ないことは、無理にゃ。

食べないことは、無理にゃ。

異性のことを考えないことは、無理にゃ。

寝るのと、食べるのは、自分でコントロールできるにゃ。

でも、異性については別にゃ。

叶わぬ恋の物語は、人類の有史以来、無数にあるにゃ。

人間の3つの本能の3つめだけは、苦しみを生み出していると言えるにゃ。

好きだった人が、自分以外の別の誰かと結ばれてしまった。

好きだった人に、もう会えなくなってしまった。

その悲しみは愛の深さや強さに指数関数的に比例するにゃ。

戻ってくるはずの無いシトをずっと待ち続けているシトはいるにゃ。

渋谷駅のハチ公像の前では、今、ものすごい数の観光客が長蛇の列を作っているにゃ。

ハチ公の物語は、5000億円を投じた大阪万博全体よりも人の心を引き付けているにゃ。

ハチ公の像には物語があるし、犬がシトから愛される理由があるにゃ。

犬が飼い主の死後も10年間、飼い主の帰りを待っていたにゃ。

シトだって、同じにゃ。

好きなシトを忘れることなんて無理にゃ。

それは、恋慕の道にひとり取り残されたような状況にゃ。

それは、悲しいことにゃ。

そこからの進歩は望めないにゃ。

好きなシトのことを思い続けることは、ハチ公物語のように美談だにゃ。

でも、戻ってこないシトの帰りを待ち続けることは、そこで死んでいるのと同じかもしれにゃい。

待ち続けること、囚われ続けること、苦しみ続けること。

そんなことはしなくたっていいにゃ。

反対のパラレルワールド

渋谷駅のハチ公像が、帰ってこないシトを待ち続けているのとは反対のパラレルワールドが日本にはあるにゃ。

東京大学農学部には、待っていた飼い主に会えて喜ぶハチ公像があるにゃ。

量子力学や仏教の世界では、このようなことはありえるにゃ。

シュレディンガーの猫が生きているのか、死んでいるのか分からないというパラドックスは量子力学を考える上での象徴的な命題だにゃ。二重スリット実験が示している光の波動性と粒子性の不思議は、現実にパラレルワールドの側面があることを示唆しているにゃ。

シトを好きになることは苦しいことにゃ。

でも、全く反対の側面もあるにゃ。

「恋愛」と聞いて、にゃーがパッと思いつくのは「ラララ、ラブソング」にゃ。