trace の意味・発音・覚え方など

意味と発音

品詞

名詞・動詞

発音

treɪs

トレイス

意味

【名詞】痕跡、跡、形跡、微量 【動詞】追跡する、なぞる、たどる、起源を調べる

語源

「trace」の語源は、古フランス語の「tracier」(道を作る、たどる)に由来し、さらにラテン語の「tractus」(引かれたもの、引くこと)から来ています。「tractus」は動詞「trahere」(引く、引きずる)の過去分詞形です。 元々は「引かれた線」や「通った跡」を意味し、そこから「痕跡」「追跡する」という現代の意味に発展しました。

例文

例文 1

Police found no trace of the missing person.

警察は行方不明者の痕跡を見つけられませんでした。🔍👮

例文 2

There's not a trace of doubt in my mind.

私の心には一片の疑いもありません。💭✨

例文 3

Scientists can trace the disease back to 1995.

科学者たちはその病気を1995年まで遡ることができます。🔬📅

例文 4

She traced her finger along the map.

彼女は地図に沿って指でなぞりました。🗺️👆

例文 5

The email was traced to an overseas server.

そのメールは海外のサーバーまで追跡されました。📧🌐

例文 6

He disappeared without a trace.

彼は跡形もなく姿を消しました。👻💨

例文 7

The recipe traces its origins to ancient Rome.

そのレシピは古代ローマに起源を辿ります。🍝🏛️

類語

trace

「痕跡・形跡」という意味で、何かが存在した証拠や残された微かな印を指します。科学的な文脈では「微量」の意味でも使われ、日常会話から専門分野まで幅広く使える基本的な単語です。

track

traceより具体的で視覚的な「足跡・轨道」を指し、追跡可能な連続した痕跡に使います。「track down(追跡する)」のように動詞としても頻繁に使われ、より動的なニュアンスがあります。

vestige

過去に存在したものの「名残・痕跡」を指すフォーマルな表現で、ほぼ消えかけている状態を強調します。「vestige of hope(かすかな希望)」のように、文学的・学術的な文脈で好まれます。

remnant

「残り・残存物」という意味で、traceより実体のある物理的な残りを指します。布の切れ端や建物の遺構など、目に見える形で残っているものに使われることが多いです。

clue

謎や問題を解く「手がかり・ヒント」という意味で、traceより推理や調査の文脈に特化しています。探偵小説や日常の問題解決の場面で「find a clue(手がかりを見つける)」のように使います。

反対語

erase

traceが「痕跡を残す」という意味であるのに対し、eraseは「痕跡を消す、削除する」という正反対の行為を表します。黒板の文字を消したり、データを削除する場面で使われます。

obliterate

traceが「わずかな痕跡」を意味するのに対し、obliterateは「完全に消し去る、跡形もなく破壊する」という強い対比を表します。建物や記憶を完全に消し去る文脈で使用されます。

conceal

traceが「追跡可能な痕跡を残す」のに対し、concealは「意図的に隠す、痕跡を見えなくする」という対照的な行為です。証拠や情報を隠蔽する場面で用いられます。

obscure

traceが「明確な痕跡や経路」を示すのに対し、obscureは「不明瞭にする、見えにくくする」という反対の状態を作り出します。真実や起源を曖昧にする文脈で使われます。

トリビア

豆知識

"trace"という単語は、中世の写本制作において極めて重要な技術でした。修道士たちは貴重な聖書や文献を複製する際、羊皮紙を重ねて光にかざし、下の文字を「なぞる(trace)」ことで正確な写本を作成していました。この作業は何ヶ月もかかる精密な仕事で、一文字のミスも許されませんでした。現代のコピー機やスキャナーの原点とも言える、この「トレース技術」が、後の印刷技術の発展にも大きく貢献したのです。また、FBI創設時に指紋データベースが構築された際、指紋の「痕跡(trace)」を分類する独自のシステムが開発され、これが現代の犯罪捜査の基礎となりました。

使用場面

犯罪捜査で証拠の痕跡を探す刑事、古代遺跡で文明の痕跡を発見する考古学者、透明な紙を使って絵をなぞる美術学生、コンピューターでネットワークの経路を追跡するエンジニア、失踪した人物の足取りを追う探偵など、「痕跡を見つける」「なぞる」「追跡する」という場面で使われます。

絵文字で覚えよう

🔍👣🖊️

英語での説明

The detective tried to trace the tiny tracks, thoroughly tracking the thief's trail through town.

日本語での説明

探偵は小さな足跡をたどり、町中を通る泥棒の痕跡を徹底的に追跡しようとした。

この絵文字を選んだ理由

「trace」という単語は「追跡する」「痕跡」「なぞる」という意味を持ちます。🔍は調査や追跡を表し、👣は足跡や痕跡を象徴し、🖊️は紙の上をなぞる行為を表現しています。この3つの絵文字の組み合わせで、traceの多様な意味を視覚的に表現できます。

にゃーの解説

にゃるほどにゃ~!足跡を追いかけるのは得意にゃんだけど、探偵さんは大変そうにゃ~ん。

語呂合わせと俳句

語呂合わせ

「トレース」の音から「取れ~す(取れ~っす)」と覚えましょう。想像してください:名探偵が犯人の足跡を見つけて「この痕跡、取れ~っす!証拠ゲット!」と叫んでいる場面。砂浜に残された靴跡、ガラスに付いた指紋、雪の上の動物の足跡など、あらゆる「痕跡」を「取れ~っす!」と言いながら採取している探偵の姿を思い浮かべてください。この「取れ~っす」という掛け声が、traceの「痕跡を見つける・追跡する」という意味と完璧にマッチします。

にゃーの俳句

すけすけの 紙でにゃぞにゃぞ あとたどる

この俳句は、traceの本質である「なぞる」「痕跡をたどる」という行為を、トレーシングペーパーという具体的な商品と結びつけています。「すけすけの紙」はトレーシングペーパーの透明性を表し、「にゃぞにゃぞ」という猫語の擬音が「なぞる(trace)」動作を可愛らしく表現しています。「あとたどる」は文字通り「痕跡(trace)をたどる」という意味で、traceの核心的な意味を捉えています。トレーシングペーパーを使って絵や文字をなぞる行為そのものが「trace」であり、この商品を見るたびに単語の意味が自然と思い出される仕組みです。俳句の精神である「具体から普遍へ」という考え方が、この記憶法の核心です。透明な紙という日常的な道具を通じて、traceという抽象的な概念を身体的に理解できるのです。

この単語を使った名言

名言 1

Leave no trace but your footprints, take nothing but memories - Chief Seattle

足跡以外の痕跡を残さず、思い出以外は何も持ち去らない - チーフ・シアトル

名言 2

Every action leaves a trace, choose yours wisely - Ancient Proverb

すべての行動は痕跡を残す、賢く選びなさい - 古代の諺

名言 3

We trace our path by the light we leave behind - Rumi

私たちは残した光によって自分の道をたどる - ルーミー